1995年(平成7)、今から31年前に縁あって小禄小学校にやってきた大きな木彫作品のシオマネキ。その身体がツルツルに輝くほど、子どもたちと遊んできた(触られてきた)シオマネキが、本来の生息地である、近くの干潟(漫湖水鳥・湿地センター)へ里帰りすることとなりました。
この機会を「地域学校協働活動事業」として、地域とのつながりや子どもたちの身のまわりの環境に関する関心・意欲醸成へとつながるよう、専門家によるシオマネキの生態についての講演会、そして漫湖水鳥・湿地センターへの里帰り引っ越し(寄贈)が実施されました。
【前編|シオマネキがやってきた理由とシオマネキについて学ぶ講演会( 2025年12月4日)】はこちら
【後編】では
引っ越しに先立って開催された、子どもたちとのお別れセレモニーと漫湖水鳥・湿地センターへの里帰り引っ越しの様子をご紹介します。
ありがとうシオマネキ! お別れセレモニー(2026年2月19日)

シオマネキの引っ越しに先立って、小禄小の子どもたちとのお別れセレモニーが開催されました。


31年間ありがとう!の想いを込めて、代表の生徒さんがシオマネキへの感謝のお手紙を発表し、みんなでお別れをしました。

いよいよ、小禄小からお引っ越しです

子どもたちとのお別れセレモニーを終えた翌々日 2026年2月21日の朝、いよいよ漫湖水鳥・湿地センターへの里帰り引っ越しが始まりました。


まずは外れていた大きなハサミを台車に乗せて。お別れセレモニーで子どもたちから贈られたお手紙と絵も一緒に行きます。



今回の里帰り引っ越しは、漫湖水鳥・湿地センターさんが実施している定期ボランティア(干潟の漂着ゴミの回収等)にも参加されている琉南建設(株)さんのご協力で実現しました。
31年前、小禄小にやってきた際には力自慢の職員さんたちが10人がかりで運んだそうですが、今回はみんなで台車に乗せてトラックまで運ぼう!と試みましたが、シオマネキがなかなかの重量で苦戦…。
急遽、仮囲いを作り、持ち上げて台車にのせることになりました。







ようやく、トラックに乗ることができました。(ここまで2時間ほどかかりました!)
31年間暮らした小禄小学校に別れを告げて、さぁ 漫湖水鳥・湿地センターへ出発です。
干潟へ帰ってきました!
漫湖水鳥・湿地センターでは、小禄小の3年生3名がシオマネキの到着を待ってくれていました。


程なくして、シオマネキが到着。小禄小からの道のりを楽しめたでしょうか?
トラックから台車へと移します。



実はこの里帰り引っ越しにあたり、当初 漫湖水鳥・湿地センターさんでは 「子どもたちも一緒にシオマネキを運べないだろうか」と考え、運ぶ方法を模索していましたが、シオマネキが想像以上に重量があり、実際に子どもたちで運ぶというのは難しいという判断で、琉南建設さんに協力いただき、漫湖水鳥・湿地センターさんとで運ぶという形になったのです。
けれど、こうして見守りにきていた子どもたちをみて、琉南建設さんから
「ここから子どもたちも一緒に台車を押して、一緒に運びましょう」と提案くださり、トラックから漫湖水鳥・湿地センター建物までの短い距離ですが、子どもたちも一緒にシオマネキを運ぶことができました。

シオマネキの新しい居場所は、漫湖水鳥・湿地センター入り口を入ってすぐの場所に。
仮囲いを作り、台車から持ち上げ、慎重におろしました。


入り口のすぐ横の新しい居場所は、センターへ来るお客様をはじめに出迎えるポジション。
大いに活躍してくれそうですね。
見守ってくれていた子どもたちも安心し、手慣れた様子でシオマネキに乗り、最後に記念写真を撮りました。


今回、小禄小学校の美差校長先生がシオマネキの寄贈をお考えになり、シオマネキが本来生息している干潟(漫湖水鳥・湿地センター)がたまたま地域にあったこと、そして漫湖水鳥・湿地センターでは偶然にもシオマネキの研究者である竹下さんが調査を実施していて、さらに漫湖でシオマネキが初めて発見された…なんとも不思議な偶然の重なりでした。
小禄小の子どもたちにとっては長年一緒に過ごしたシオマネキとお別れになりましたが、改めてその生態を知り、本来住むべき干潟に里帰りしたんだということである意味安心感を感じたのではないでしょうか。
これを機会に、身のまわりの環境について考えたり、自然の中で様々な生き物たちが生息する漫湖水鳥・湿地センターへ足を運ぶきっかけになってくれると嬉しいですね。
また、シオマネキ作者の池島さんに今回のことが何かを通じて、そしてこの記事で伝わるといいなと思います。
31年間 小禄小で過ごし、漫湖水鳥・湿地センターにやってきた大きな大きなシオマネキ。
これからはセンターへ来るお客様に愛される存在になりそうです。
ぜひ会いに行ってみてください。

琉南建設の皆さん、シオマネキの里帰り引っ越しにご協力ありがとうございました!
琉南建設(株)インスタグラム @ryunan_kensetsu.k
漫湖水鳥・湿地センター
豊見城市豊見城982
098-840-5121
9:00-17:00
休館日:月曜(月曜祝日の場合は翌日振替)、慰霊の日(6/23)、年末年始(12/29-1/3)
入館無料
https://www.manko-mizudori.net/
インスタグラム
@mankowaterbirdandwetlandcenter





