今年2022年6月に完成した新たな字大嶺自治会館。7月に行われた落成式後、新型コロナ感染拡大により延期されていた祝賀会が10月23日(日)に開催され、沢山の地域住民が参列しました。
老朽化した旧自治会館の建て替えを求める多くの声から実現(第1部:挨拶、建設経過報告等)
第1部は字大嶺向上会副会長の赤嶺朋章さんの開式のことばからスタート。
そして幕開けは、赤嶺正男三線サークルの皆さんによる演奏です。
続いては、字大嶺向上会長 金城重光さんのご挨拶。
コロナに気をつけながら、サークルやイベントなどでどんどん利用してほしい、そして防災・減災の拠点として、地域の皆さんの豊かな生活の拠点として利用してほしい、とのお話がありました。
旧軍飛行場用地問題の解決を図る「特定地域特別振興事業」を活用し、国や県の補助を受けて那覇市が新しい字大嶺自治会館を建設しましたが、実は同事業で『ともかぜ振興会館』建設が先に決定していました。老朽化した大嶺自治会館の建て替えを求める声もあり、多くの署名活動等を経て、今回の建設が実現したそうです。
自治会長であり館長の赤嶺良一さんは
「私にとっては小さい頃から数えて今回が3代目の自治会館になります。完成まで約3年ほど、地域のコミュニティの場がありませんでしたが、これからはどんどん活用してください。これまであまり利用したことが無いという方も、これを機会に利用していただければと思います。」と挨拶されました。
ジーバーリーに獅子舞!地域の伝統芸能で盛り上がりました!(第2部:余興!余興!余興!)
第2部はお待ちかねの乾杯!からスタート。
さぁ、そして余興のスタートはやっぱりコレですね『ジーバーリー』!
そして獅子舞!躍動感がありました。
まだまだ余興は続きます!
さぁ、そして本獅子登場!やはりすごい迫力です!!
獅子は会場を練り歩き、そして最後は会場一体となってカチャーシー!!
会場の皆さんも笑顔♪大盛り上がりで祝賀会は幕を閉じました。
新たな地域コミュニティ・憩いの場へ
元々の大嶺集落は現在の那覇空港敷地内にありました。
1941年の国家総動員法により、大嶺集落の半分が接収され、その後1944年には集落全体が接収され、海軍小禄飛行場となり、現在の那覇空港となっています。
土地を奪われ、周辺に移り住んだ旧大嶺部落の住民は、新たなコミュニティを形成しました。そうした住民の憩いの場であり続けた自治会館。
新しくなった館内には、かつての大嶺集落を再現したジオラマが展示されています。
今回の落成式祝賀会では、
「コロナもあったので久しぶりに会えた人もいて良かった。」と久しぶりの再会を喜ぶ人も多かったです。
ジーバーリー(地バーリー)や獅子舞などの伝統芸能も久しぶりに拝見できました。
この新しい自治会館が新たなコミュニティ・憩いの場として賑わってほしいですね。
※うるくローカルプレスでは 旧大嶺部落内にある拝所まーいに参加、取材しています。こちらもぜひご覧ください!↓
字大嶺自治会館
那覇市宇栄原1丁目4番9号
Tel. 098-858-4551
駐車場 あり
(2022年10月時点の情報です。詳しくは施設に直接お問合せください。)