『あかみね養蜂』さんは那覇市金城の閑静な住宅街にある小さな養蜂場。看板などは無い住宅の緑豊かな庭で、沢山のミツバチ達が暮らしています。
定年退職を機に始めた小さな養蜂場
元々教員をしていた赤嶺さん。定年退職後に何か始めたいと考えていたそうで、
「銀ぱち(銀座ミツバチプロジェクト)を知って、銀座でできるなら那覇でもできるんじゃないかなと思って養蜂を始めました。」(赤嶺さん)
自宅での小規模養蜂ということと、ミツバチにストレスをかけない様、自然に近い形で養蜂しているため採蜜量は少ないですが本来のはちみつを感じられる『本物の味』。
その味を楽しみにしている常連客も多いそうです。
ミツバチは半径約2~3kmを飛んで蜜を集めてくると言われており、
うるく(小禄)地域の花々からできるはちみつは、まさに ”うるくの味” なのです。
非加熱・無加工。”本物の味” がする希少なはちみつ『かなぐすくはちみつ』
様々な養蜂家の方々に学び、試行錯誤の結果、納得するはちみつが出来た時に名付けたという『かなぐすくはちみつ』。
濃い琥珀色が美しいです。
日差しと草花の香り、高貴な余韻があり、濃厚でいてエレガントな味わいに驚きます。
これまで食べていたはちみつとは全然違う、これが本当のはちみつの味なんですね。
『かなぐすくはちみつ』は、ミツバチの巣から遠心分離機で搾り、瓶詰めしただけの非加熱・無加工の天然はちみつ。
「自然のものなので毎回、味や風味が違うんだけど逆にそれが楽しみです。それがはちみつの良さだと思います。お客さんから、今度はどんな味?と言われると嬉しいんです。」と赤嶺さん。
確かに、採蜜時期の違う2種類のはちみつを味見させていただいたのですが、その味わいは微妙に違っていました。それが自然の味、本来のはちみつなんだなと実感しました。
※商品は原則手渡し、現地販売はしていません。
Facebook:akaminebeefarm
地域を豊かにしてくれる、自然の恵み。
「住宅地でもこんなはちみつが採れるんだって知ってほしいですし、はちみつも地産地消で、沖縄の人に、地元の人に食べてほしいですね」(赤嶺さん)
本当にこの小禄の住宅街で、こんな美味しいはちみつが採れるなんて。嬉しい発見です。
ミツバチは花粉や蜜を集める際に周辺の植物の受粉を助ける働きがあり、地域を豊かにしてくれます。地域の緑化推進や環境教育、まちづくりや地域活性化のヒントとしても最近注目されていますよね。
実際に
「ご近所でシークワーサーを植えているお宅から、ミツバチが来てくれてシークワーサーの実が沢山なるようになった、と言われて嬉しかったです」と赤嶺さん。
「ミツバチは怖いものではありません。こちらから危害を加えるようなことをしない限り、刺したりしません。足に大きな花粉を付けて花から花へと飛び回る働きものなんですよ」(赤嶺さん)
ミツバチにストレスをかけない様、そして小さなミツバチを傷つけたりしないように、やさしく丁寧に接している赤嶺さん。
そんな愛情いっぱいで育つミツバチたちが、今日も元気にうるく地域を飛び回っています。
ミツバチが元気に飛び回る豊かな地域・うるく。もっともっと、花や緑があふれる地域になるといいですね。
元気なミツバチたちの様子を動画でもぜひご覧ください↓