毎年秋以降に行っている「藍染」が始まりましたのでご紹介します!
「藍建て」~藍染めを始めるための最初の ”仕込み”作業~
「藍建て」は「藍を建てる」と呼ばれる工程で、藍染を始めるための最初の ”仕込み” 作業です。染料の元となる「泥藍」(藍の葉を発酵させたもの)に水を加え寝かせます。

「泥藍」をポリタンクに移し、固まりなどをほぐしていきます。


カルキ抜きした水を入れて「あく抜き」の準備をします。水は、藍を驚かさないように、そーっとそーっと、ゆっくりと入れていきます。



「あく抜き」後に ”ご飯” をあげて「撹拌」~藍が染まる状態に~
「藍建て」3日後、上澄み液(あく)をすくったら再度水を加え ”藍のご飯” (水と泡盛)を入れて撹拌します。
その後3日間、朝晩に撹拌し藍が染まる状態になるようにします。



”藍のご飯”になる水飴と泡盛を入れて撹拌します。


「染め」て「天日干し」
1週間後、藍が染まる状態になったのを確認して染めていきます。


そばで見ると、藍の色がキラキラと美しく、呼吸をして生きているのを感じ、感動しました✨

時間を計りながら、糸全体が均一に藍に触れるよう、交互に持ち上げ、漬けるような感じで染めていきます。

一定時間(この時は5分)染めた後は、手作業で糸を絞り、余分な藍を落とします。



絞った糸は天日干しで一旦乾燥させます。




染めた後の藍には「ありがとうね」と声をかけながら”ご飯”(水飴と泡盛)をあげて撹拌。
これにより、藍がまた元気になってくれるのです。

1週間後の染めまで、毎日朝晩、撹拌を繰り返していきます。

そして1週間後、再度染める前に、水に浸しアクを抜きます。その後、何度か水洗いをしてから、洗濯機で脱水し、全体を整えてから染めに入ります。
毎回染めに入る前にはこの工程を行いますが、これは余計な藍を落とし、後からの色落ちを防ぐための大切な工程になります。


黒に近くなるまで、繰り返し染めていきます

藍染は藍が元気な限り(染めることができるかぎり)、何度も繰り返し”黒”に近くなるまで染めていきます。この繰り返し黒に近く染め重ねることで生まれる深みのある色合いが、小禄クンジーの一番の魅力となります。
染める回数や時間による染め分けで、黒に近い「紺地(くんじ)」と「浅地(あさじ)」が生まれ、その組み合わせで織の模様などを表現していきます。



藍の状態を見ながら、こうした作業を数ヶ月繰り返し、何度も重ねて糸を染めていきます。
藍建てには色々な方法があり、小禄クンジー研究会ではこの方法で行っていますが、違う方法も試作しながら、研究を重ねています。
続きは、また次回ご紹介していきますね!

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ぜひ研究会までご連絡ください!
動画でぜひ美しい藍の様子をご覧ください!

小禄クンジー研究会
作業所:那覇市小禄5-4-6 字小禄自治会館内
活動日時:毎週水曜 14:00-17:00
※お問い合わせは字小禄自治会館までお願いします
098-857-8112








